脱WordPressの一歩目!Astroを動かすためのVS Code・Node.jsインストール&初期設定完全解説

「WordPressのサーバー代を0円にしたい」「表示速度が圧倒的に速いAstroでブログを作ってみたい」と思っても、最初のハードルになるのが手元のパソコン(Windows等)への開発環境の準備です。
WordPressならレンタルサーバーの管理画面からボタン1つでインストールできましたが、AstroのようなモダンなWebサイト構築では、自分のパソコンの中に「サイトを組み立てる工場」を作るところからスタートします。
とはいえ、必要なツールは「Node.js(ノード・ジェイエス)」と「VS Code(ブイエス・コード)」のたった2つだけです。どちらも完全無料で、15分もあれば導入できます。
この記事では、プログラミング未経験の個人ブロガーでも迷わず進められるよう、インストール手順から最初につまずきやすいエラーの回避法までをステップバイステップで解説します。
なぜブログ運営に「Node.js」と「VS Code」が必要なのか?
手順に入る前に、「そもそもこの2つのソフトは何をするものなのか?」を簡単にイメージしておきましょう。
- Node.js = サイトを組み立てる「エンジン(裏方の工場)」
あなたが書いた記事データやデザインテンプレートを読み込み、ブラウザで高速に表示できるWebページ(HTMLファイル)へと自動変換(ビルド)してくれるプログラム実行環境です。 - VS Code = 記事を書いたり指示を出したりする「作業机(コックピット)」
Microsoftが無料で提供している世界標準のエディタです。記事の執筆、設定ファイルの編集、そしてサイトを公開するためのコマンド入力まで、すべての作業をこのソフト1つで完結できます。
たとえるなら、「VS Codeという快適な作業机の上で記事を書き、Node.jsというエンジンを動かしてWebサイトを完成させる」という役割分担になっています。
【手順1】Node.js(推奨版・LTS)のインストールと確認
まずは裏方のエンジンとなる「Node.js」をパソコンにインストールします。
1. 公式サイトから「LTS(推奨版)」をダウンロードする
- Node.js 公式サイト にアクセスします。
- トップページにダウンロードボタンが表示されますが、必ず「LTS(推奨版 / Long Term Support)」と書かれている方を選んでダウンロードしてください(※「最新版 / Current」は動作が不安定な場合があるため、Astroの運用では常にLTS版を使います)。
- ダウンロードしたインストーラー(
.msiファイル等)をダブルクリックして起動します。 - 画面の指示に従って「Next」を押し進めます。途中でチェックボックス等が出てきても、基本的には初期設定のまま進めて最後に「Install」>「Finish」を押せば完了です。
2. 正しくインストールされたか確認する
インストールが終わったら、パソコンがNode.jsを正しく認識しているか確認します。
- Windowsのスタートボタン横の検索窓に
cmdと入力し、「コマンドプロンプト」(またはPowerShell)を開きます。 - 以下のコマンドを入力してEnterキーを押します。
node -v
画面に v22.x.x や v20.x.x のようにバージョン番号が表示されれば、Node.jsの導入は大成功です!続けて以下のコマンドも打ってみましょう。
npm -v
こちらも数字(10.x.x 等)が表示されれば、Astroをインストールするためのパッケージ管理ツール(npm)も同時に準備完了しています。
【手順2】VS Codeのインストールと「日本語化」設定
次に、メインの作業画面となる「Visual Studio Code(VS Code)」を導入します。
1. VS Code本体のインストール
- Visual Studio Code 公式サイト にアクセスし、インストーラーをダウンロードします。
- ダウンロードしたファイルを実行し、利用規約に同意して「次へ」を進めます。
- 「追加タスクの選択」画面では、「エクスプローラーのディレクトリコンテキストメニューに[Codeで開く]アクションを追加する」や「PATHへの追加」にチェックを入れておくと、後からフォルダを開く際に非常に便利です。
2. 拡張機能でメニューを「日本語化」する
インストール直後のVS Codeはメニューがすべて英語になっているため、最初に日本語化パックを入れておきましょう。
- VS Codeを起動し、画面左端のアイコンが並んでいるバーから「四角形が4つ並んだアイコン(Extensions / 拡張機能)」をクリックします(ショートカット:
Ctrl + Shift + X)。 - 上部の検索窓に
Japaneseと入力します。 - 一番上に出てくる地球儀マークの 「Japanese Language Pack for Visual Studio Code」(Microsoft公式)を選び、青い 「Install」 ボタンを押します。
- 数秒後に画面右下へ「Change Language and Restart」というボタンが表示されたらクリックします。VS Codeが再起動し、すべてのメニューが綺麗な日本語に切り替わります。
【手順3】最初につまずきやすい2つのトラブルと解決策
Windows環境で初めてVS CodeとNode.jsを使う際、よく遭遇する2つのトラブルと対処法を先回りして共有します。
① VS Codeのターミナルで「スクリプトの実行が無効になっているため…」という赤いエラーが出る場合
VS Code内のターミナル(Ctrl + @)で npm コマンドを打った際、Windowsの初期セキュリティ制限(PowerShellの実行ポリシー)によって赤い文字でエラーが出ることがあります。
- 解決策:VS Codeのターミナルで以下のコマンドを1行貼り付けてEnterを押してください。これで現在のユーザーに対してスクリプト実行が許可され、エラーが出なくなります。
Set-ExecutionPolicy -ExecutionPolicy RemoteSigned -Scope CurrentUser
② Node.jsを入れたのに「'node' は、内部コマンドまたは外部コマンドとして認識されていません」と出る場合
VS Codeを起動したままの状態でNode.jsをインストールした場合、VS Code側がまだ新しい設定(環境変数PATH)を読み込めていないことがあります。
- 解決策:一度VS Codeを「×」ボタンで完全に閉じ、もう一度起動し直してから
node -vを試してみてください。それでも直らない場合は、パソコン自体を一度再起動すると確実に認識されます。
まとめ:土台は完成!次はAstroサイトを作って自動公開しよう
お疲れさまでした!これで、あなたのパソコンの中に「Node.js」と「VS Code」という、モダンなWebメディアを運営するための最強の工房が整いました。
ここまでの準備ができれば、いよいよAstroのブログ本体を作成し、GitHubとCloudflare Pagesを繋いで「サーバー代0円の自動公開システム」を動かすステップに進めます。続けて以下の記事を見ながら、最初のサイト公開まで一気に進めてみましょう!
🚀 次のステップへ進む
「手作業を極限まで減らし、維持費0円でスケールする」をテーマにWebメディア・業務自動化システムを個人開発。WordPressから Astro × microCMS × Cloudflare Pages へ完全移行し、Googleスプレッドシート・GAS・AIを活用した完全自動入稿パイプラインを構築・運用中。机上の空論ではなく、自ら手を動かして直面したトラブルシューティングと現場の一次情報を発信しています。